環境評論家:武田邦彦によると
日本は世界から見ても特別に清潔
エジプトでは、ナイル川に汚物を流した
中世のパリでは、大便を窓から外へ投げ捨てる習慣があった
そんな環境だったので、ペストが流行
香水が誕生し、道の汚物を踏まないようにハイヒールが登場した
●奈良時代には、すでに水洗トイレがあった
平城京では、道路の側溝から自宅に水を引き込み、トイレを作った
用を足すと大便は、側溝を流れていく仕組みだった
さらにトイレの横にお尻を拭く木の棒が発見されている
●使用済みの木棺をトイレットペーパー代わりにしていた
籌木と呼ばれ、木棺を縦に割り削って使用し、
拭いた籌木は、側溝に流していた
生物学評論家:池田清彦によると
当時、糞(屎)は汚いけど、聖なるものでもあった
●奈良時代、名前に「屎(糞)」がついていた人がいる
屎女、屎麻呂という名前など
糞に霊威を感じ、魔除けの意味で名前に付けたと思われる
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