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生物学評論家:池田清彦によると

●近い将来、満開の桜が見られなくなる

 

その理由は、ヒートアイランド

 

桜は人が多い場所に植えられている

東京では100年で3.2℃も年間平均気温が上昇、福岡で3.1℃

 

桜は、夏や秋の休眠を経て、

冬に低温にさらされた後、活動を始める

 

気温上昇で、休眠が上手くいかず、桜が満開にならない可能性がある

 

このままヒートアイランドが進むと

桜の周期と温度が合わなくなることが考えられる

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生物学評論家:池田清彦によると

●無毒のフグができるようになる

 

佐賀県で養殖したフグが無毒であることが証明されたが、

厚生労働省に認可されていない

 

フグ毒は元々、プランクトンなど餌に含まれる毒を蓄積したモノ

フグは毒を自ら作っているわけではない

 

水槽でフグ毒(テトロドトキシン)の含まれない餌で

養殖すると無毒になる

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生物学評論家:池田清彦によると

●サバにマグロを産ませる技術が実用化される

 

マグロは大きくならないと産卵しないので、養殖が困難

300gくらいで産卵するサバに

マグロを産ませることで完全養殖が可能となる

 

まだ小さいメスのサバにマグロの始原生殖細胞を入れると、

始原生殖細胞がサバの卵巣に移動し、

そのサバが産む卵がマグロの卵になる

 

実験的には成功している

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生物学評論家:池田清彦によると

●青色の模様が出るヒョウモンダコが怖い

 

体長約10㎝、主に熱帯 亜熱帯の浅い海に生息するヒョウモンダコ

 

南の海にいたヒョウモンダコが、

海水温上昇で湘南など日本の海岸に多発している

ヒョウモンダコに触ると青い模様が出る

 

●ヒョウモンダコに噛まれると呼吸困難になる

フグと同じ猛毒テトロドトキシンを持っている

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生物学評論家:池田清彦によると

●外来種を全て悪者扱いするのは良くない

 

岡山で台湾ザルとニホンザルが自然交雑し、生まれたサルを殺処分している

房総半島にいるアカゲザル

ある動物園は、飼育しているニホンザルの遺伝子検査し、

アカゲザルとの混血だった57匹を殺処分した

 

混血という理由だけで殺すのはおかしい

 

人間はネアンデルタール人との交雑で氷河期を生き延びたという説もある

環境が変化したとき、混血のサルだけが生き延びる可能性がある

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